obniz のセンサー値を取得するクラウド実行環境の HTTP トリガーを体験してみる

ワンフットシーバス 田中です。今回は、obniz のセンサー値を取得する、enebularクラウド実行環境の HTTP トリガーを体験してみましょう。この仕組みができると、データを蓄積して可視化したり、他の何かに活用したりとさまざまな連携が容易になります。

目次

クラウド実行環境の準備

過去の記事「新リリースのenebularクラウド実行環境の使い方」の「クラウド実行環境の準備」を参考にします。

HTTP トリガー設定

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過去の記事「クラウド実行環境での HTTP トリガーに設定する重複しない URL をつくる TIPS 」を参考にします。

obniz Starter Kitの距離センサーを取り付ける

obniz は obniz Starter Kitを使います。

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obniz は事前にセットアップしておき、Starter Kit に付属の超音波を使った距離センサーを取り付けます。

obniz のピンに差し込むのは、以下の通りです。

  • 距離センサーの Gnd
    • obniz の 0 番ピン
  • 距離センサーの Echo
    • obniz の 1 番ピン
  • 距離センサーの Trig
    • obniz の 2 番ピン
  • 距離センサーの Vcc
    • obniz の 3 番ピン

Discover Flow

今回の Discover Flow はこちらです。

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lcdp-obniz-get-hc_sr04

「インポート」ボタンをクリックし、宛先のプロジェクトを選択してインポートします。

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インポート出来たらエディタで開いてみます。

フローの設定

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obniz-function ノードをダブルクリックしてプロパティを開きます。

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obniz の欄では obniz ID がまだ設定されていないので、obniz() を選択して右側の鉛筆ボタンをクリックします。

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obniz ID に動かしたい obniz ID を入力して更新ボタンをクリックします。

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obniz 欄に obniz ID が反映されてることを確認して完了ボタンをクリックします。

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ワークスペースに戻ったら保存ボタンをクリックします。

これで準備が完了です。

フローのデプロイ

準備が完了したので、完成したフローをクラウド実行環境に反映します。

過去の記事「新リリースのenebularクラウド実行環境の使い方」の「フローのデプロイ方法」を参考にクラウド実行環境にフローをデプロイします。

HTTP トリガー URL で動作確認

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準備ができたら HTTP トリガーの URL をコピーしてアクセスしてみましょう。

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超音波距離センサーがセンサー値が取得でき {"distance":160} といった JSON が返ってきます。もしも何度も読み込む場合は、デバイス接続→データ取得→デバイス切断で読み込む時間がかかる場合があります。{"error":true,"message":"obniz is not online"} と出てきたら 1 分ほど間隔を開けてみてください。

このような仕組みができると obniz に取り付けたセンサーの値を、外部から簡単に取得できるようになるので、データを蓄積して可視化したり、他の何かに活用したりとさまざまな連携が容易になります。ぜひ試してみてください。