enebularでif分岐やwhileループのようなデータの流れを組むときのTIPS

enebularでif分岐やwhileループのようなデータの流れを組むときのTIPSをまとめてみました。

Flow Editorではデータの流れを作る

enebularのFlow Editorでは、Flowの名前の通りデータの流れを作ることになります。

周辺でenebularを試される方が外部ユーザーの方も増えてきまして、私がNode-REDやenebular触りはじめたときに困ったことして、普段のプログラムでよく使うif分岐やfor文のようなデータの流れを表現するのが一つハードルだったなーと思い、書いてみます。

もちろんfunctionノードでいろいろできる

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まずはじめにですが、functionノード。これは中にJavaScriptが書けるので、いろいろできるでしょう。

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ですが、functionノードを駆使しすぎると、functionノードの中の自由度が高すぎるゆえに、あまりひとつのfunctionノードに処理をたくさん書いてしまいます。そうすると、ノードの中身を見ないと処理が分からないため、データの流れが見えにくくなる場合があるので注意です。

さて、今回はfunctionノードのアプローチでなく、ほかのノード群を使う用途をお伝えしていきます。

Discover Flowで今回の仕組みをFork

まず、Discover Flowから今回の処理を持ってきましょう。Flowの取り込み方はDiscovering Assetsドキュメントを参考ください。

https://enebular.com/discover/flow/59792cdf-140a-4dab-bd31-c51395d8349

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if分岐のフローサンプル

if分岐のフローサンプルです。

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仕組みを説明していきます。

今回判定したい文言はinjectノードで出力します。

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injectノードを使ってdogという文字を出力しています。これがフローに従って流れていきます。

実際の分岐 switchノード

実際の分岐は「猫かチェック」と書かれているswitchノードというのを使います。

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こちらです。ダブルクリックして詳細を見てみます。

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このように2つの判定をしています。1番目はcatかどうかの判定。2番目は if文 でいうとelseにあたるotherwiseです。msg.payload に「dog」という文字として来たものを判定してます。

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実際には、つくった分岐の数だけコネクタが出ていまして、debugノードに結果を出力しています。

var name = "dog";

if(name == "cat"){
    // 猫の結果
} else {
    // それ以外
}

プログラムで言うとこのようなイメージです。

if分岐のフローを動かしてみる

実際に動かしてみます。

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injectノードの左のボタンをクリックして動かします。

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今回はdogなので otherwise の分岐に動作します。

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デバックタブに結果が表示されます。

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デバッグタブでは、どこの debug ノードから出力されたかが、このように表示されます。

cat になおしてみる

injectノードでcatを出力してみましょう。

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ダブルクリックしてinjectノードを編集します。

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Payloadをcatに変更して、

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デプロイしましょう。

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動作させてみると、無事分岐してデバックタブにはこのように表示されます。猫の結果 debug ノードの方に分岐してますね。

whileループのフローサンプル

つづいて、whileループのフローサンプルです。

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プログラムで言うとこのようなイメージです。

var loopCount= 0;
while( loopCount < 5 ){
    // ループ中結果
}
// 最終結果

値の初期化

まず loopCount を0で準備します。

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変数を設定できるノードとして change ノードがあります。ダブルクリックして詳細を見てみます。

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このようにRulesのところで、loopCountを0にする設定をしています。

whileループ部分

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whileループ部分はこのあたりです。

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if分岐でも使った switch ノードで判定をしています。

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このように、5以下と到達したときのotherwiseの設定をしています。

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そして、ループ中の分岐は、

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このように動作します。

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カウントする部分は、functionノードを使っていて、

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このように加算しています。

whileループのフローを動かしてみる

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startと書かれている inject ノードを動作させてみます。

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whileループが動作してループ中結果、最終結果と書かれているdebugノードがそれぞれ反応します。

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このように無事動作しました!

Node-REDでもデザインパターンとして良い記事がある

2018/10/22時点で、enebularのFlow Editor部分はNode-REDでできていまして、実はNode-REDでも zuhito さんが書かれた良い記事があります。

目からウロコ!Node-REDのデザインパターン10選 – Qiita

ifやwhileだけでなく、さまざまな処理のパターンがあるので気になる方は是非参考にしてください。

まとめ

ということで、今回はenebularでif分岐やwhileループのようなデータの流れを組むときのTIPSをお伝えしました。

働きとしては小さなものですが、複雑な構造を作っていく上では大切ですし、なにより、他のプログラムでデータの流れを作れる方が、うまく置き換えやすいTIPSだと思いますので、参考にしてみてください!