5回連載でenebularのはじめ方や活用方法などを動画でご紹介しています。「enebularってはじめるのが簡単って聞いたけどどんな感じ?」とか「遠隔地のデバイスにフローをデプロイするって、どういう風にやるの?」とか……などの疑問にお答えします。
第4回:データを可視化する
前回はフローエディタで利用するNode-REDよりもenebularが便利である機能を試してみました。今回は、enebular標準のデータ可視化機能、InfoMotionを試してみましょう。
Data Sourceの設定
センサー等から取得したデータをFirebaseやPubNub等のデータの保管先(Data Source)に入れ、InfoTypeというテンプレートを使ってInfoMotionという機能で可視化します。まずは、Data Souceの設定についてです。
内容:
- DataSourcesとInfoMotion、InfoTypeの関係について
- DataSourcesの機能からFirebaseに接続するための設定方法
- 接続する上での注意点
ドキュメント
グラフの使い方
次は、データを可視化する上でのグラフの使い方についてです。テンプレートであるInfoTypeをいくつか紹介し、Discoverからインポートして使ってみます。
内容:
- Discoverに公開されているInfoTypeを解説
- 公開されているInfoTypeをインポートする方法
ドキュメント
InfoMotionを動かす
接続したData SourceのFirebaseにデータを渡し、InfoMotionを使ってデータを折れ線グラフとして表現する方法を説明します。Firebaseの設定で注意する点、そして実際にenebularでフローを作成する方法も説明します。
注意:
ここで利用する、FirebaseのRealtime Databaseの接続に利用したnode-red-contrib-firebaseというノードが現在のFirebaseに対応しなくなってしまいました。そのため、この動画のフローやドキュメントで公開しているチュートリアルが正しく動作しません。ここでは概要を把握するために動画をご覧いただき、実際にフローを作成する際には下記の本ブログ別記事を参照してください。
内容:
- Firebase上のデータベースを作る時の注意点
- Firebaseにデータ送るためのフローの作り方
- InfoMotionを使いFirebaseに入れた値をグラフ化する方法
サンプル コード:
functionノードに記載するコードはこちらからコピーしてお使いください。
var data ={ timestamp: Date.now(), value: { category: ['A','B','C','D'][Math.floor(Math.random()*10)], value: Math.floor(Math.random()*10), ts: Date.now(), } }
ドキュメント:
次回の動画
次回は、★印の項目を解説します。
- enebularアカウント登録の方法について
- プロジェクトを作成する
- フローを編集してデプロイをする
- 永続的なデプロイの方法について
- 公開されているアセットの使用と作成したアセットの公開の方法
- プロジェクトを複数人で管理する方法と注意点
- データを可視化する① 〜Data Sourcesの設定〜(今回)
- データを可視化する② 〜グラフの使い方〜(今回)
- データを可視化する③ 〜InfoMotionを動かそう〜(今回)
- ★enebular editorの使い方
- ★Raspberry Piのセットアップ①
- ★Raspberry Piのセットアップ②
今後の更新をお楽しみに。