2022年4月のリリースから、enebularで環境変数が利用できるようになりました。環境変数を使えば、フローを、再度デプロイすることなく動作を変えたりできるので便利です。
環境変数とは
環境変数とは、プログラムやNode-REDのフローから参照できる値のことです。OSなどの環境ごとに設定します。
Node-REDには、InjectノードやChangeノードなど環境変数を扱えるノードがあります。こちらのノードを使えば、そのフローが実行されている環境の環境変数を呼び出すことができます。
例えばChangeノードの場合、以下の図のような指定の仕方になります。
フローエディターの場合
フローの「編集」ボタンの横にある▼のプルダウンをクリックします。「環境変数を設定する」メニューをクリックします。
環境変数のキーと値を追加して保存します。例えば、環境変数target_urlに、URLの文字列を設定する例です。
Webフローエディターで環境変数を設定したフローをデプロイしてもデプロイ先の環境には適用されませんのでご注意ください。以下、実行環境とHerokuの場合の設定方法について説明します。
実行環境の場合
環境変数を設定したい環境の設定タブに移動して「設定を編集する」リンクをクリックします。
フローをデプロイした後に、環境変数を変更することも可能です。
ログのタブでデバッグタブの内容を確認することもできます。
デプロイをし直さなくてもフローの動作を変えられるので便利です。
Heroku デプロイの場合
Heroku デプロイの場合は、ご自身のHerokuアプリのSettingsタブからConfig Varsを編集します。
まとめ
enebularの各種環境での環境変数の扱い方をご紹介しました。みなさんもぜひお試しください。