enebular developer Meetup Vol.6 を開催しました!(開催レポート)

今回は「宇宙エンジニア」の “たくろーどん” さんにレポートしていただきました! ありがとうございます!

(written by: たくろーどん)

先日(2018/12/13)行われたenebularの勉強会、「enebular developer Meetup Vol.6」の内容をレポートします。

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会場の入口がすっかりクリスマス仕様になっていました。P_20181213_190252_vHDR_On (2).jpg
enebular developer Meetupでは、enebularを使った事例のLT会となっています。この場合の “LT” とは、エキスパートの人たちのLong Talkと、最近enebularを使い始めた初心者の方々の気づきの発表も大歓迎なLightning Talkの両方です!

LTセッション

今回は、8名の方のLTです。下記のような充実したトピックでした!

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InfoMotionがよくわからないので中の人教えてください

(niccolliさん)

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「enebular developer Meetup Vol.6」の1つ目は、enebularのInfoMotion(データを簡単に素早く可視化する機能)についてでした。確かに、何かデータを取得したらグラフを用いて可視化すると見やすくなります。そんな可視化ツールがenebularにもあるのですが、慣れが必要のようです。そんなSOSのLTでした。レポートを書いている私もInfoMotionがとても気になるので勉強会やハンズオンに期待です…!

enebularとespr developperで,夫の溺死防止装置を作る

(トボリさん)

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「溺死」とは、タイトルからインパクトがある内容です。

12月は飲み会シーズンなのですが、トボリさんにはある悩みがあるそうです。それは、トボリさんの夫が長風呂好きで酔ったままお風呂で寝てしまうことだそうです。確かに、酔ったままお風呂に入るのは危険と聞きますが、長風呂だとさらに怖いですね…。溺死してしまう可能性もあります。

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夜中に安否を確認する日々だそうなのですが、これをenebularを使ってIoTの力で解決しよう、というお話しでした。

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お風呂での音(物音)に着目してデバイスを作成されていました。espr developperやマイクアンプを使ってたデバイスで結構、本格的なデバイスで、事の重大さが伝わってきました。

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ただ電子工作が得意で、普段、Arduinoといったマイコンでプログラムを書くことに慣れているトボリさんには、enebular上で条件分岐といった処理をどのようにフローで表現するのかといったことが分かりづらいとのことでした。なので、デバイスの完成は先になりそうで、もう少し夫の安否確認をする日々が続くそうです。

enebularでクリスマスツリーを光らせてみた

(野良ハック 松下さん)

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季節はもうそろそろクリスマスということで、クリスマスツリーをenebularで光らせてみたというお話です。

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enebular developer Meetupということで、「enebular」というツイートがあるとクリスマスツリーのチカチカ具合が変わるというものです。Twitter上の盛り上がりが可視化されるのはとても素敵ですよね。

enebularからJavaScriptで電子工作ができるマイコン obnizへWebsocketで連携し、光らせているそうです。ただしTwitterのAPIを取得しづらくなっているようで、Twitter連携をする際に注意が必要です。こういった光ものはずっと飾っておけるので、作ってみたくなりました。

 

LINE Clovaハンズオンにenebularはうってつけだった話

(えんた さん)

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次は、enebularを中学生向けのプログラミング教室で実際に使ってみた、というLTでした。「プログラミングの授業を学校で取り入れよう!」という話が盛り上がり、プログラミングを体験したいという方が増えている昨今だと思います。

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とはいっても、本格的なプログラミングは未経験者にとって環境構築など大きいな壁があります。しかし、フローで視覚的にプログラミングができるenebularを使うと、導入が容易できたようです。しかも、フローをコピーして簡単にプログラムを渡すことができるので、その点も良かったとのことでした。

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そして、「ハンズオンツールとしても、プログラミング学習ツールとしても、enebularは最高でした」と結論が導き出されました!

 

sakura.ioがAlibaba Cloudに繋がらない(;_;) そのとき救世主enebularが現れた!

(寺尾さん)

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こちらもenebularが “救世主” になったという話です。

ArduinoやM5Stackといったデバイスに興味を持ち、センサで取得したデータをインターネットに上げていきたいと考える寺尾さん。IoTのプラットフォームにはデータを可視化するものやクラウドといったような様々なものがあり、1つのプラットフォームを使うだけでなく時にはそれぞれの良いところを組み合わせて使うこともあるかと思います。

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寺尾さんはある時、sakura.io(データを送受信するための通信モジュール、通信環境、データの保存や連携処理に必要なシステムを一体で提供するIoTのプラットフォーム)と手元にあったAlibaba Cloud(中国最大のクラウドサービス)をつなげて、Alibaba Cloud内のDataVで取得したデータを可視化しようとしました。

そこで、MQTTを使用して2つをつなげようとしたら、MQTTに必要な設定項目のClientIDsakura.io側で見つからないという問題がおこりました。

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そこで、“sakura.ioからWebsocketを通してenebularへ”、そして “MQTTへ変換しAlibaba Cloudへ”、というステップを踏むことで、無事にsakura.ioとAlibaba Cloudを繋ぐことができました。ちょっとしたことにでも使えるenebular、まさに救世主ですね!

 

LINE Boot Awards 2018 “enebular賞”受賞 – enebularと布センサーで介護IoTを作ってみた

(TetsuyaDotaさん)

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LINE Boot Awards 2018でenebular賞を受賞されたTetsuyaDotaさんのLTです。

静電容量の変化から触れている部分がわかる導電布センサーモジュールをつかったデバイス「Care Thing」の話でした。

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上記の写真で椅子の上に置かれたがそのデバイスで、とてもシンプルです。まだプロトタイプですが、これを寝具の上に敷き使ってもらうとのことです。

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「Care Thing」できることは主に、

  • 人の有無を検知
  • 人の動きを検知
  • 長時間動きがなければ介護者を呼ぶ

の3点です。

「Care Thing」を寝具の上に敷くだけで、これらができるなんてとても便利ですね。

カメラによる動体検出・画像解析で床ずれや異常を検知しようという介護の研究をみたことがありますが、カメラを使うとどうしても監視されているといった意識を持ってしまいます。それに比べ、「Care Thing」ではそういった意識をできるだけ排除できるようなデバイスとなっていて、とてもユーザーフレンドリに感じました。もちろん、このデバイスにもenebularが使われています!

 

みんなのラズパイコンテスト 2018 “enebular賞” 受賞 – enebularでアロマIoT

(野良ハック 北崎さん)

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こちらもコンテストで受賞されたLTです! アロマのデバイスを自作されて「みんなのラズパイコンテスト 2018」で「enebular賞」を受賞されました!

オムロンの環境センサで環境データ(温度など)を取得して、それに応じてアロマを制御する仕組みです。

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アロマの色と匂い、視覚と嗅覚、視覚・心理効果とヘルスケア効果の両方からのアロマの効果を最大限に引き出すそうです。アロマの世界は非常に深いらしく、様々なところで医学的にも使われているとのことでした。そのアロマの効果をIoTを通して自宅でお手軽に実感できたらQOL上がりそうですね。

今回はデバイスを持って来られなかったということで残念ですが、実際に体験してみたいと思いました。

 

独習 enebular 第2版 ~infomotionを作る~

(ほりひろさん)

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独習 enebular 第2版というこで、ほりひろさんからInfoMotionのLTです。今回の勉強会ではInfoMotionがよく話題に上がりますね。

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「InfoTypeを作る」という話でした。InfoTypeとは、InfoMotion で利用するグラフのタイプのことです。

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難しい呪文のようなコードを理解して出来上がったのがこちら。

Image from Gyazo

いい具合にカスタムされたグラフ!

とてもかっこいいですね。

ちなみに、ほりひろさんの心拍数をリアルタイムで表示されています。いつもならLT中は高い心拍数なのだそうですが、今回は安定しているとのことです。LT慣れでしょうか?


そして,enebular editorが来る…!

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そして、最後に大切な告知がありました! それは「enebular editor」です。今までenebularはクラウドでしか使えませんでしたが、ローカル環境でも使えるようになりました!

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特徴は、上記のとおりです。そして、嬉しいことにセッション タイムアウトがなくなりました!

デモンストレーション: enebular editor + Tello drone

(1ft-seabass 田中正吾さん)

ここで、1ft-seabassさんからenebular editorのデモンストレーションです。小型でWi-Fi経由で操作できるTello droneを操作してみました。

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早速、enebular editorの事例ですね!

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enebularでつくったフローをRaspberry Pi3へデプロイし、制御するという仕組みです。

Image from Gyazo

実際に遠隔制御している様子を見ると本当にすごいですね。カメラをつけて屋内で空撮やVRゴーグルで何かできないか・・・・・・というワクワクが広がります。

 

ツイートのまとめ

今回の参加者のみなさんによるツイートのまとめはこちら。みなさんの熱いツイートをまとめました! こちらも併せてご覧ください。

enebular developer Meetup Vol.6 ツイートまとめ

 

動画アーカイブ

野良ハックの北崎さんによる動画配信だけでなく、アーカイブもありますので、残念ながら参加できなかった方、配信をご覧いただけなかった方はこちらをご覧ください。

 

次回のミートアップ

このレポートを読んで「あ、面白そう」と思った方は、ぜひ生でミートアップを体験ください。enebularで何が出来るかが垣間見えて、みなさんの想像力が刺激されると思います!

日時:2019/1/17(木)19:30〜22:00
場所:株式会社ウフル(東京 神谷町)
登録:こちらのページから

 

今回は以上です。次回もまたレポートします。ありがとうございました!