enebular クラウド実行環境での HTTP トリガーには、ほかで使われていない URL を設定する必要があります。今回は、この重複してない URL をつくる TIPSを説明します。
クラウド実行環境のHTTP トリガーの URL の性質
enebular クラウド実行環境(以降、クラウド実行環境)のHTTP トリガーの URL は、実は enebular の他のユーザーやプロジェクトも含めて共有して使っています。enebular 公式ドキュメントでは、「すでに他のクラウド実行環境で利用されているパスは利用することができません」と説明されています。
一般のweb サイトのドメインと同様に、もし希望する URL を他のユーザーやプロジェクトですでに取得されていた場合には、設定することができずエラーになります。
このようなエラーが起きます
URL がすでに取得されていた場合は、この後の作業で、このようなエラーが起きます。
重複しない URL にする
ですので、クラウド実行環境の HTTP トリガー設定用に重複しない URL を事前に決めておきましょう。
最近私が使う方法として、(自分の名前の英語名)-(今回のプロジェクト名)-(今日の日付)-(ランダム値)-(仕組みの名前)
がありますが、重複はかなり回避できるのでおススメです。
たとえば、
- 自分の名前の英語名
- 例:山田太郎 →
yamada-taro
- 例:山田太郎 →
- 今回のプロジェクト名
- 例:
myproject
- 例:
- 今日の日付
- 例:2022 年 10 月 21 日→
20221021
- 例:2022 年 10 月 21 日→
- ランダム値
- 3 桁以上のランダム値 例:
2736
(やり方は後述の「ランダム値の作り方」を参照)
- 3 桁以上のランダム値 例:
- 仕組みの名前
- 今回は:
linebot
- 今回は:
でしたら、yamada-taro-myproject-20221021-2736-linebot
のようになりま
とくにランダム値は、付けないと推測されやすくなり他との重複もしやすくなるので、必ず付けるようにしましょう。
ランダム値の作り方
なお、ランダム値を手軽に作れるおススメの方法があります。
Google 検索で「乱数」を検索して上部に乱数ジェネレータが出てくるので、これを使います。
右側の設定を最小を 1 で最大を 100000 にします。生成ボタンをクリックして3 桁以上のランダム値が出たら採用します。
このやり方なら、ハンズオンでも大丈夫
同じ時間帯に複数の人が一気にトリガー URL を作るようなハンズオンで試してみましたが、参加者のみなさんが重複エラーに無事に出会わずに対応できました。
クラウド実行環境の HTTP トリガーの重複しない URL をつくりたい方は、ぜひご検討ください。
注:
今回説明したエラーメッセージや画面ショットは、2022年12月時点のものであり、以降は変更される可能性があります。最新のドキュメントや画面の指示に従ってください。