Node-RED の sentiment ノードは感情をスコアにしてくれますが、日本語は分析できません。メタデータ株式会社さんの感情解析 API は、日本語文章に表現された感情を手軽に抽出できます。1日の使用回数に制限はあるものの、試用 API キーを発行してもらえるので無料ですぐに試せます。
感情解析APIは日本語文章を「好ましい―嫌い」「嬉しい―悲しい」「怒り―怖 れ」の3軸で、6種の感情をそれぞれ3段階 +1 (0=中立) で解析し、これら3つの数値を出力します。 文章に表現された感情を手軽に抽出することができます。
今回は enebular から Metadata 感情解析 API を試してみます。
試用 API キーの取得
2022年11月 時点での情報です。
感情解析API のページにある「API のご使用はこちら」ボタンをクリックして利用登録ページに移動します。
利用登録ページで必要な情報を入力して API キーを受け取ります。
メールから API キーをメモします。
メールから感情解析 API の URL をメモします。
API の仕様
感情解析APIご試用・技術仕様について | メタデータ株式会社
こちらに詳細があります。 ※このバージョンは商用にご提供できません。
Discover Flow
今回の Discover Flow です。
インポートボタンをクリックして、今回の作業するプロジェクトを選択してインポートします。
フローの編集
インポートしたらフローの編集をクリックしてフローを編集します。
フローが表示されました。
API キー の設定
API 設定という名前の change ノードをクリックします。
プロパティが表示されます。
<API KEY>
をメールからメモした API キーで上書きして完了ボタンをクリックします。
API URL の設定
感情解析 API 接続という名前の http request ノードをクリックします。
プロパティが表示されます。
<API URL>
をメールからメモした 感情解析 API の URLで上書きして完了ボタンをクリックします。
デプロイ
保存ボタンをクリックしてフローをデプロイします。
動かしてみる
inject ノードのボタンをクリックして動かしてみましょう。
クリックすると API にアクセスして「今日はいい天気!いい一日になりそうです!どんなランチ食べようかなあ~?」の解析結果がデバックタブに表示されます。
取得した JSON データをデバッグタブで展開できます。like に 2 ポイント、joy に 2 ポイント入ってますね。
今回試した方法からステップアップして、Twitter や Slack などからテキストを取得して感情分析してみるのも興味深いですね。
2022年11月に試用登録した時点では、利用回数上限は3種類のAPI(高精度ネガポジAPI / 感情解析API / 5W1H API)合わせて1日100回までなので、テスト回数は注意しましょう。