Node-RED con 2021に参加しました

Node-REDユーザーが集うカンファレンスが今年も開催されました。

一昨年、昨年は日本向けのイベントでしたが、今年からはグローバルトラックが加わり、総勢20名を超える登壇者と3つのトラックで、盛りだくさんの内容でした。

https://nodered.jp/noderedcon2021/


ウフルからは以下の3名が登壇し、運営では古城、船津の2名が参加しました。

各トラックの動画は公開されておりますので、ぜひご覧ください。

CivicTech向上にNode-REDを利用した取り組み

日本の各地域の行政において、地域の活性化のためにIoTをテーマにした取り組みが行われています。
ここでの取り組みにおいて、ノンコーディング・ローコーディングで様々な仕組みを実現できるNode-Redを紹介しており、その取り組みへの参加者がプログラム経験を持たない場合にも、容易に改善アイデアをもとに取り組みを開始できています。

今回、Node-RedがどのようにCivicTech向上に寄与しているかを、実際の成果事例を交えてご紹介し、Node-Redがもたらした価値の大きさについて発表したいと思います。

小路 慎浩, 株式会社ウフル

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市民開発者による課題解決の鍵と、最適な開発ツールNode-RED

昨今話題の「市民開発者」、場合によって定義は異なるようです。地域課題などを解決するためにプロボノ的に活躍する開発者。そして、業務課題をプロフェッショナル開発者(社)に依頼せずに自ら解決するために開発する業務担当者。開発する環境は異なりますが、ここ数年の世界的な状況に置けるビジネススタイル、ライフスタイルの強制的かつ急速なシフトによる課題解決のニーズを満たすための「鍵」は意外と共通のように思えます。

Node-REDはこの状況にこそ有効なツールでしょう。本セッションでは、Node-REDベースのツールのユーザーコミュニティを3年半運営し、さまざまなユーザーと対話してきた経験を元に「課題解決の鍵」とその方法について共有します。

山崎 亘, 株式会社ウフル

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Node-REDカスタムノードによる工場IoT/DXの進め方

一般財団法人製造科学技術センター傘下の産業オートメーションフォーラム(IAF)のia-cloudプロジェクトでは、Node-REDを活用して、製造業IoTアプリケーションを開発できる環境を構築しています。

Node-REDはIoTアプリケーションをすぐに構築できるため、多くのIoTソリューションで採用されています。しかし、製造業の生産現場で使用されるセンサや計測制御機器を接続するノードを、Node-RED上に公開された3000個以上のノードから探しても、なかなか見つからないといった経験をされた方も多いと思います。

そこで、ia-cloudプロジェクトでは、デバイスメーカーやシステムインテグレータの協力により、接続したい機器のNode-REDのカスタムノードを増やす活動をしています。

このセッションでは、ia-cloudプロジェクトの取り組みをご紹介するとともに、同じくNode-REDを活用したツールであるenebularとの組み合わせによるNode-REDノードを中心としたエコシステムに関するお話をします。

青木 隆雄, 株式会社ウフル

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