東京都のオープンデータを活用したアイディアを競うハッカソン「都知事杯オープンデータハッカソン」に、ウフルの有志メンバーで参加しました! 今年で4回目となるこのハッカソンは、行政課題解決をテーマに、サービスやアイディアを競いました。
路上工事の非効率さを解消するサービス開発に挑戦!
ハッカソンのテーマである行政課題の中から、私たちが選んだのは 「路上工事の効率化」 です。東京都内では、日々多くの路上工事が行われていますが、その場所の確保や調整には多くの時間と手間がかかっています。
実際に、工事業者の作業員が近隣施設のトイレを無断で利用したことがクレームに発展したケースもあるようです。
東京都のオープンデータは、トイレや駐車場に関するデータが少なく、提供形式やフォーマットも異なるため、路上工事の場所探しに活用することが難しいという現状がありました。そこで私たちは、使われていない駐車場や空き地などの遊休資産 を「場所を提供したい都民や企業」から「路上工事を行う業者」へマッチングさせるWebサービスを開発し、この課題解決を目指しました。
enebularも使って、短期間で実装
開発したサービスは、Webアプリとして実装しました。 メインページはenebularのフローで実装し、iframeで各メンバーが開発した「場所提供者向けアプリ」と「工事事業者向けアプリ」を表示する構成になっています。 メインページと各アプリ間は、クエリパラメータとイベントを使ってデータの受け渡しを行っています。
ハッカソンの作品のページでは、デモもご覧いただけます。
FIELD HUB | オープンデータハッカソン作品ページ
https://odhackathon.metro.tokyo.lg.jp/collection/71
アプリの工夫として、場所の提供を提案する際に、生成AIを使って内容をチェックする機能を実装しました。ChatGPTを用いて提案内容が「安全面」「法規制」「近隣への影響」などの観点から適切かどうかを判断し、OKであればデータストアに格納して工事事業者に共有されます。
結果と今後の展望
現在、全チームの資料、プレゼン動画、アプリが公開されています。9月末にはファイナリストが決定します。
今回のハッカソン参加を通して、オープンデータの活用 や チーム開発 の難しさ、そして サービス開発の面白さ を改めて実感しました。
また、今回選択した行政課題は実はシェアリングエコノミーとも関連しているのではないかという気づきも得ることができました。今後も、社会に貢献できるようなサービスを生み出せるよう、技術力向上に励んでいきたいと思います!