RICOH THETA向けのプラグイン、Person Detection & Counting プラグインがリリースされました。このプラグインを使うと、IFTTT 経由で RICOH THETA Z1 または V で撮影した画像から人数カウント情報を送れます。
もちろん enebular にも人数カウントを送れるので、早速やってみましょう!
今回の内容
Person Detection & Counting プラグインのインストール方法
この赤枠の部分です。 RICOH THETA へのプラグインのインストール方法は、こちらをご参考ください。
プラグインでさらに便利に、使いやすく。自分だけのTHETAに進化させよう! | RICOH THETA
このように公式ページの説明を参考にしてみてください。
より詳細の手順であれば RICOH THETA V の Person Detection & Counting プラグインを使って IFTTT Webhook から Node-RED にデータを送るメモ のインストール部分も参考になります。
Person Detection & Counting プラグインのIFTTTの設定
2020/12/04 時点の情報です。
Person Detection & Counting のページの、persondetectionandcounting_ja.pdf という説明書に従って進めます。
こちらは Last result で IFTTT へデー送信がうまくいっています。サンプルにもあるスプレッドシート連携をして、正しく設定されデータが来ているかどうかも確認しましょう。
確認ができたら、Event Name を theta_enebular_connect
に設定して Set ボタンをクリックして設定を反映させておきましょう。
enebular のフロー
今回は、enebular の WEB フローエディタで確認します。
Discover Flow flow-theta-enebular をインポートしましょう。
インポートしたら Edit でフローを確認します。 /gateway
という HTTP in の入口からデータを受け取ります。
WEB フローエディタのURLを確認します。「デプロイ」の横にある( i )のアイコンをクリックして確認します。
こちらの URL http://~~~~~~~~~~~~~.herokuapp.com/
に HTTP in の入口 gateway
を加えた http://~~~~~~~~~~~~~.herokuapp.com/gateway
という URL をメモしておきます。
IFTTT の設定
この赤枠の部分です。
IFTTT は IF が Webhook 、 THEN も Webhook の設定を行います。
IFTTT 設定を Applet settings で確認しました。
詳細は以下の通りです。
- IF 側 Webhook
- Event Name
- theta_enebular_connect
- THEN 側 Webhook
- URL
- WEB エディタの
http://~~~~~~~~~~~~~.herokuapp.com/
に HTTP in の入口gateway
を加えたhttp://~~~~~~~~~~~~~.herokuapp.com/gateway
という URL - Method
- GET
- Content Type
- application/json
- Body
{"PersonCount":{{Value1}},"CheckDate": "{{Value2}}"}
THEN 側 Webhook の URL のWEB エディタのURLに gateway を加える設定、Bodyの内容の設定に注意しましょう。
また、IF 側 Webhook の項目 Event Name は、THETA プラグイン側の theta_enebular_connect の名前と一致させることで、THETA プラグイン側から、今回設定した IFTTT Webhook へデータが届くようになっています。
動かしてみる
では早速動かしてみましょう!
enebular WEBエディタでデバッグタブを開いて待って起きます。
Person Detection & Counting プラグインをオンにして THETA で撮影します!
このように、
- PersonCount
- THETAで 360 撮影された中にいる人数
- CheckDate
- チェックした日時
という情報が返ってきます!
このように RICOH THETA の Person Detection & Counting プラグインで周辺の人数カウントができると、その人数でイベントごとの混雑具合を自動で調べて知らせることができたり、会社の受付に仕掛けて人が待っていることを検知したりと色々なことに利用できます!