2021年末にあたって、最近のアップデートとその狙いについて

はじめに

こちらは、enebular アドベントカレンダー ウフル社員版(いわゆる中の人版)の12/25の締めの記事です。締めということ、製品マーケティング担当ということで、少し他の記事とは違う主旨にします。

今月(2021年12月)、enebularは2回アップデートしました。これらのリリースで追加した機能について、簡単なご紹介とその狙いをご説明します。

enebularが目指す先

そもそも、我々は、enebularがユーザーのみなさんにとって「愛されるツール」となり、「アイデアを実現しようとするときに、まず手にする使い慣れた道具」となりたいと考えています。

一人でも多くのユーザーの方が、やりたいことを、少しでも早く、少しでも手間をかけずに実現できるツールになるという理想に近づくために、enebularのアップデートという進化を続けています。ユーザーのみなさんが、アイデアを素早く形にしていただき、出来上がったものを試し、また改善していく、このサイクルを少しでも早く回せるようにお手伝いし、ひいてはユーザーのみなさんがenebularを使って作ったもので世の中の課題解決に貢献できるように我々も努力しています。

今回実現したポイント

先日発表した新Freeプランでは、とにかくユーザーのみなさんに使っていただく機能を増やすことが目的でした。今回は、enebularを改善して我々が目指す先に一歩でも近づけようとするのがポイントです(参考:「Freeプランに機能が追加されました」)。

具体的には、

  • 多くのユーザーの方が使い勝手を良いと思えるようにする
  • 必要な情報が必要なタイミングで得られる

ように改善してみました。それぞれについて簡単に説明します。

ユーザー インターフェースの日本語化

「使い勝手の向上」に寄与するには、さまざまな施策が考えられます。「できることから少しずつ」ということで、まずはユーザー インターフェース(UI)を日本語にしました。これまでのenebularのユーザーのみなさんの中には「別に英語でも気にならない」という方もいらっしゃるのは理解しています。ただ、これまで

「enebular、とても分かりやすくて便利だから小中学生の教育にも使いたいけど、UIが英語なのが難ですね」

などというご意見も頂いています。大学などの教育機関での授業における事例だけでなく、さらに下の年齢層での活用は、ノーコード/ローコード ツールという性格上、期待できるものです。「一人でも多くのユーザーの方」を目指すならば、UIの日本語化は欠かせないと判断し、今回の日本語化となりました。

通知機能の追加

これまでユーザーの方々へのご連絡(アップデートのためのサービス停止、不具合と回避策のご案内など)は、適宜ご登録いただいているメールにお送りしていました。この方法だと、

  • メールが埋もれてしまう
  • 過去のメールが見つからない(見つけるのに時間がかかる)
  • 頻度が限られる

などの問題があり、ユーザーのみなさんが必要なタイミングに必要な情報を得る機会を損ねてしまう可能性がありました。

そこで、一般的な手法ではありますが、enebularのダッシュボード画面上部にウフルからのご連絡の有無を表すベルのアイコンを付けました。このアイコンをクリックすることで、現在お知らせされている内容を確認できます。未読の通知がある場合には、ベルに赤い印が付きます(未読数が数字で表示されます)。

こちらの通知では、今までの情報に加えて、ユーザーのみなさまにお役に立てるような新規の技術情報(新機能の解説やサンプルのブログ記事ご紹介、関連イベントのご紹介など)も扱う予定です。これによって、ユーザーのみなさんに有益な情報を適切なタイミングでお届けすることができるため、enebularをさらに有効活用していただくお手伝いになればと思っています。

まとめ

以上、ご説明してきたように、今回は、

  • 多くのユーザーの方が使い勝手を良いと思えるようにする
  • 必要な情報が必要なタイミングで得られる

ための、UIの日本語化通知機能の付加、それぞれについて我々の狙いをご説明しました。繰り返しとなりますが、一人でも多くのユーザーの方が、やりたいことを、少しでも早く、少しでも手間をかけずに実現できるツールにenebularがなれるよう、引き続き工夫や改善を重ねて参ります。

2021年もenebularをご利用いただき、ありがとうございました。2022年もどうぞよろしくお願いいたします。