9/21にenebularのFreeプランに3つの機能を追加しました。
- カスタム作成ノードを非公開で扱うためのプライベートノード機能
- ファイルのデバイスへの配信機能
- AIモデルのデバイスへの配信機能(β版)
この機能はこれまで有料版で提供していた機能で、今回無料版をご利用のユーザーにもご利用いただけるように自動的にアップデートしています。
enebularのアセット機能
enebularでは、コーディングの知識がない方でもIoTアプリケーションが作れるようにNode-REDのフローを採用していました。しかし、経験豊富な開発者にとっては物足りないと感じる場面もあったかと思います。
そこで、開発者と非開発者のより強力なコラボレーションを実現するために、開発者がプログラミング言語を使って高度な機能を実現し、ノード、ファイル、AIモデル、インフォタイプをアセットとして登録できるようにしています。
アセットの種類
フローの他に開発者が登録できるアセットは以下の通りです。
プライベートノード
独自に作成したNode-REDのノードを、npmに公開することなく、使用することができます。作成したノードは、販売することもできます。詳しい説明はこちらです。
ファイル
IoTのプロジェクトでは、デバイスでシェルスクリプトを実行したり、設定ファイルを追加したい場合があります。ファイル機能を使用すれば、遠隔から配信したり、配信時に実行したりすることが可能です。詳しい説明はこちらです。
AIモデルデプロイ(β)
機械学習・ディープラーニングの学習済みモデルをエッジデバイスに配信できる機能です。モデルの配信後に Node-RED フローから学習済みモデルを扱うことができます。詳しい説明はこちらです。
インフォタイプ
インフォタイプは、データの変化をリアルタイムに表示するための部品です。独自の拡張ができるようになっているため、出来合いのBIツールにない表現力を持たせることができます。詳しい説明はこちらです。
まとめ
enebularでは、アセット機能によってフローだけでは実現できない様々なユースケースに対応させる選択肢を提供できるようになりました。ローコードの開発プロジェクトの運営にenebularを役立てていただければと思います。