みなさんは、データをどこに貯めていますか?
Node-REDにある程度慣れてきた時に困るのが、データの保存場所です。
場合によっては『保存しない』なんてこともありますが、データの可視化や分析をするには、どこかに保存する必要が出てきます。
今回はenebularを使い始めた方に向けて、4種類のデータの保存方法をご紹介します!
データの保存場所4選
事前準備なしで、すぐに使えるローカル保存!
最もお手軽なのが、ローカル保存する方法です。
標準ノードの一つであるCSVノードなどを使用することで、計測したデータを格納したファイルを出力できます。
しかし、この方法は初心者の方にはあまりオススメしません。
この方法では、データを保存することはできますが、分析や可視化を考えると、結局別環境へデータを移す必要があったり、プログラミング能力が必要になったりするためです。
ネットワークに接続できない環境などでは、この方法しか選択肢がない場合もあるので、頭の片隅には留めておく必要があります。
ローカル保存の方法は、Node-RED公式でも紹介されているので、実践の際は、是非こちらをご参照ください!
最もオススメ!?手軽にデータ活用!Google スプレッドシート
データの確認や簡単なPoCなど、多くの場合でおすすめなのがGoogleスプレッドシートにデータを保存する方法です。
ノードも整っているので、簡単にデータを連携でき、多くの方が慣れ親しんだ方法で各種集計や可視化を行うことができます。
スプレッドシートへの連携方法は、こちらの記事でご紹介しています!
Google スプレッドシート・ノードを使おう
Googleスプレッドシート + Stein を連携したNode-REDでコーディング無しで触ってみよう
enebularの機能をフル活用するならデータソース!
enebularの可視化機能であるIndoMortionを利用する場合、データソースに対応しているサービスにデータを保存する必要があります。
現在、enebularのサービスに対応しています。
・Pubnub
・Firebase
・API Gateway
・NEC BaaS
データソースの使い方については、こちらのDocsをご覧ください!
Firebaseについては、以下の記事でもご紹介しております!
Firebaseにデータ連携できるノード
可能性は無限大!?コードを書いて様々なサービスと連携!
functionノードでは、JavaScriptを実行することができます。
そのため、ノードが存在しないサービスだとしても、多くの場合、JavaScriptさえ書くことができれば連携できます。
ローコーディング / ノーコーディングが売りのNode-REDでコードを書くなんて、ちょっと本末転倒に感じられるかもしれませんが、書いたコードをベースにオリジナルノードを作成できます
そのため、運用時の設定変更などでのコーディングを不要にし、運用の負荷を低減したり、属人化を防ぐことができます。
このようなケースをサポートするため、enebularでは、オリジナルノードの開発を支援したり、作成したオリジナルノードをチームのみで共有できるプライベートノードという機能を提供しております。
詳しくは、こちらの記事をご覧ください。
おわりに
プログラミングに慣れていない方にとって、Node-REDでデータを保存することは、そのサービスの知識やプログラミング能力が要求され、少しハードルが高く感じられるかもしれません。
しかし、データを保存できるようになると、できることがグッと広がるはずです。
特にGoogleスプレッドシートは気軽に利用できると思うので、色々なデータが取得できるようになったら、是非挑戦してみてください!