Discoverとは何か

Discoverとは

自分の作ったフローを他のユーザに使ってもらうために公開する場所のことです。

ディスカバーの画面
Discoverの画面

Discoverには、右上のメニューをクリックすれば、アクセスできます。

Discoverの場所は右上
Discoverの場所は右上

ユーザーが利用したいフローを見つけた場合は、自分のプロジェクトにインポートして利用するというのが基本的な使い方です。

フローの例
右上のimportボタンから取り込める

フローを共有する方法

実は、enebularでフローを共有する方法には、2通りの方法があります。

一つは、フローに招待することです。

この方法では、限定して公開したいときに有効です。

フローの共有(招待)
フローの共有(招待)

もう一つの方法が、Discoverです。

Discoverに公開することで、不特定多数の多くの人に自分のフローを共有することができます。

フローの公開(パブリッシュ)
フローのパブリッシュ

 

どんなときにDiscoverを使うのか

Discoverは、どんなときに使うのが有効でしょうか。例えば、以下の様な場面で使うのがよいと思います。

自分の作った成果をSNSで公開したいとき。

JSONデータをそのまま貼り付けるよりも、Discoverで公開すれば、すぐにユーザが試すことができますし、フローのプレビュー機能でフローの印象を掴むことができます。
ブログでの活用
ブログにリンクからジャンプしてすぐに活用してもらえる

IoT研修やトレーニングなどで。

研修やトレーニングなどでハンズオン(体験的な学習、実習のこと)を企画するときに、受講生毎に事前の準備は結構大変です。enebularなら、Node-REDのフローをファイルとしてUSBで配ったりせずにURLで共有でき、参加者が自分のプロジェクトに簡単に取り込めるので、便利です。

 

enebularハンズオンで使用したフロー
enebularハンズオンで使用したフロー

その他の機能

Discoverでは、フローの他に、インフォタイプとプライベートノードを共有できます。

インフォタイプとは、enebularでデータの可視化をするためのテンプレートです。どんな風に使われているかについてはこちらの記事enebularを使って3密状態を可視化してみよう)を参考にしてください、。

ノードは、Node-REDのパブリックな領域で共有する方法もできますが、オープンソースとして公開することになります。そのため、enebularでは、業務利用するノードは非公開にしたいというご要望に応えるため、private nodeとして登録し、他のプロジェクトにインポートすることが可能です。詳しくはこちらの解説記事をご覧ください。

まとめ

今回はフローの共有とDiscoverについて説明しました。

Node-REDのフローを共有する際にはぜひDiscoverを使ってみてください。